データに基づく科学的競馬予想 | 全12レース完全分析
3歳馬による特別編成レースを中心に、中央からの転入馬と地方競馬適応馬の激突が見どころ。データ分析に基づく本命馬の詳細解説をお届けします。
下級条件であり、各馬の能力差を見極めることが重要。移籍後に内容を良化させている馬に注目。
キャリア21戦で未勝利だが、5月6日の金沢ダート1500m戦で9番人気から3着好走。後方から着実に脚を伸ばし、勝ち馬から0.5秒差まで詰め寄った実績は評価に値する。父アジアエクスプレスはダート産駒成績良好、母父ディープインパクトという血統は金沢の砂の深い馬場への適応力を示している。
中央未勝利から転入してきた馬が多く、地方競馬への適応力が問われる。転入初戦での実績に注目。
中央で5戦未勝利の後、金沢転入初戦で10番人気から5着健闘。初めての地方競馬でいきなり結果を出した点は高評価。父ゴールドシップの血統を考えれば、地方のダートで距離が延びることはプラス材料。中川雅之厩舎は中央からの転入馬を上手く立て直すことで定評がある。
中央からの転入馬が鍵を握る。血統背景から高いポテンシャルを秘めた良血馬に注目。
中央で3戦未勝利だが、血統背景は超一流。父は皐月賞馬アルアイン、母クロトノーナの近親にはG1を6勝した名牝クロノジェネシスやヴィクトリアマイル制覇のノームコアが名を連ねる良血馬。このような血統馬が地方転入した場合、環境変化をきっかけに能力が開花するケースは多い。
個人協賛レースの3歳B3クラス。中央では結果が出なかったものの、地方転入後に変わり身を見せた馬に注目。
中央で5戦未勝利だったが、金沢転入初戦で見事2着好走。7月1日のダート1400m戦で3着以下を大きく引き離し、このクラスでは能力上位を証明。中央の厳しい流れで揉まれた経験が地方で活きた形。勝ち負け必至と評価。
前走で僅差の2着と好走し、勝ち上がりに王手をかけている馬に注目。最内枠の利を活かせるかが鍵。
中央未勝利から金沢転入。転入初戦で2番人気に応え2着好走、勝ち馬アオイウィンダムにクビ差まで迫る惜しい内容で地方適性を証明。父はハーツクライ産駒のスワーヴリチャードでスタミナとパワーを兼備。リーディング上位の中島龍也騎手を配し、陣営の勝負気配も高い。
想定勝率92%の圧倒的本命馬登場。転入による「クラスの利」が最大のポイント。
高知在籍時の近走成績は芳しくないが、金沢転入初戦で想定勝率92%という驚異的評価。高知競馬C1クラスと金沢競馬C1クラスのメンバーレベル差が要因。70戦の豊富なキャリアを持ち、相手関係が大幅に楽になる今回、本来の地力発揮が期待される。2023年10月にはC2クラス勝利実績もあり。
重賞競走での経験もあり、このクラスでは実績が断然上位。自己条件に戻れば力が違う。
2歳時から重賞戦線で活躍。金沢ヤングチャンピオン5着、ノトキリシマ賞4着、北日本新聞杯11着、石川優駿8着と世代トップクラスとの戦歴あり。前走のC16戦では1番人気を裏切ったが、重賞続きの疲れが要因か。2024年には未勝利戦と2歳2組戦を連勝しており能力は確か。
中央の未勝利馬と地元3歳馬の激突。交流戦では中央馬の潜在能力が地方馬を上回ることが多い。
JRAで5戦未勝利だが2着1回、3着1回と勝ち上がりにあと一歩。2024年11月の福島芝1200m戦では勝ち馬に0.1秒差の2着でスピード能力証明。父は年度代表馬キズナ、母ジペッサは米国G1馬という超良血。兄にはオープンクラスで活躍のユティタムがおり、ダート適性も血統的に裏付けられている。
独壇場の可能性極めて高。中央からの転入初戦を圧勝した内容が他馬との能力差を明確に示している。
中央で8戦未勝利だった馬が、金沢移籍途端に1番人気で快勝。7月1日の金沢ダート1400m戦では好位から抜け出す王道競馬で、着差以上に余裕のある勝ちっぷり。一度勝利を経験し馬自身が自信を取り戻した。この勝利で今回メンバー中では「格」が違う存在に。連勝は濃厚、逆らう理由なし。
B1クラスに昇級後も安定した成績を残している。特に前走の内容は秀逸で、金沢コースへの適性も高い。
金沢転入後、着実にクラスを上げてきた叩き上げの実力馬。前走7月1日のB1戦「能登町あばれ祭賞」では強敵アルサトワの2着好走、走破タイム1:35.6はB1クラス上位。その前のB2特別戦でも1:35.6で快勝し本格化を迎えている。先行して粘り込む競馬が持ち味で、ダート1400mはベスト条件。
JRAオープンクラスで活躍した馬が金沢転入後3連勝。格の違いは明白で、連勝をどこまで伸ばすかに注目。
実績は桁違い。JRA在籍時にはリステッド競走の大阪城Sを制し、GIII・GIIでも好走歴のあるオープン馬。金沢転入後はC1、B2、B1と異なるクラスで3連勝。前走の「能登町あばれ祭賞」では今回も出走のノブトモを0.6秒ちぎっての圧勝。父ロードカナロア、母は米国G1馬ドバイマジェスティの良血で、地方でもスピードは全く衰えず。
金沢の上位クラスA2の特別戦。生粋の逃げ馬が自分のペースでレースを運べた時のしぶとさに注目。
金沢転入後に才能が開花。通算7勝のうち実に6勝を金沢移籍後に挙げる。最大の武器はスタートからハナを奪い押し切る圧倒的先行力。7月1日のB1特別「半夏生特別」では見事な逃げ切り勝ち。父ゴールドシップ産駒らしくスタミナ豊富で最後までバテない。A2クラス昇級戦だが、前走の勝ちっぷりを見る限り勢いで通用も。