レース概要
イギリス競馬2025年シーズン開幕を告げる重要なトライアル。2000ギニー(G1)の前哨戦として注目度の高いG3レース。例年、優勝馬がクラシックレースで活躍することも多い。
天候と馬場状態
天候:晴れ時々曇り(気温12℃)
馬場状態:グッド~ソフト(芝やや重め)
風:北東からの微風(2m/s)
前日の雨の影響で馬場はやや重めの状態。しかし、レース当日は晴れ間もあり、徐々に馬場は回復傾向にあった。
前日オッズと出走馬
- キングスガーディアン(1.7倍):C.アップルビー厩舎
- ロイヤルプロミス(3.0倍):A.オブライエン厩舎
- ブライトホライズン(5.5倍):W.ハガス厩舎
- スターダストメモリー(8.0倍):J.ゴスデン厩舎
- エレガントムーブ(12.0倍):R.バーロン厩舎
- クラウンドプリンス(15.0倍):M.ジョンストン厩舎
- ノースライト(20.0倍):R.チャールトン厩舎
- シルバーストリーク(25.0倍):C.ヒルズ厩舎
レース結果
着順 | 馬名 | 騎手 | タイム | 着差 |
---|---|---|---|---|
1 | ロイヤルプロミス | R.ムーア | 1:36.24 | - |
2 | キングスガーディアン | W.ビューイック | 1:36.45 | 3/4馬身 |
3 | スターダストメモリー | F.デットーリ | 1:36.89 | 1-1/2馬身 |
4 | エレガントムーブ | J.ドイル | 1:37.11 | 1馬身 |
5 | ブライトホライズン | O.マーフィー | 1:37.33 | 1馬身 |
6 | クラウンドプリンス | J.クローリー | 1:37.56 | 1馬身 |
7 | ノースライト | P.ハナガン | 1:38.02 | 2馬身 |
8 | シルバーストリーク | T.イーブス | 1:38.67 | 3馬身 |
レース展開図
ロイヤルプロミスは中団からじっくり脚をためて、最終直線で鮮やかに差し切った。キングスガーディアンは先行策を取り最後まで粘ったが、ロイヤルプロミスの末脚に敗れた。
レース分析
レースはほぼ予想通りの展開となった。クラウンドプリンスが先頭に立ち、キングスガーディアンが2番手で追走。中団にはロイヤルプロミスとスターダストメモリーが位置取り。
最終コーナーを回ってキングスガーディアンが先頭に立ったが、直線半ばでロイヤルプロミスが強烈な末脚を使って差し、最後は3/4馬身差をつけて快勝。
スターダストメモリーも終始安定した走りを見せ、3着に入線。人気を落としたブライトホライズンは不発に終わり5着。
優勝馬プロフィール
ロイヤルプロミス(3歳・牡)
2歳デビュー以来3戦2勝。昨年のG3ソレラステークスで2着に入り、クラシック候補として注目されていた。今回は3歳初戦で見事な勝利を収め、2000ギニーへの切符を手にした。
R.ムーア騎手コメント:「出走前から自信はありました。レース中も終始手応え十分で、直線で伸びる脚の確かさを感じました。クラシックでも大きな可能性を秘めた馬です。」
血統分析
鹿毛・2022年生
鹿毛・2011年生
英2000ギニー(G1)勝ち
栗毛・2015年生
仏オークス(G1)3着
栗毛・1997年生
黒鹿毛・2005年生
鹿毛・1998年生
栗毛・2010年生
父キングマンの産駒は特にマイルからの活躍が目立ち、直線の伸びが特徴。母方のガリレオ血統がスタミナ面をサポートしており、将来的に距離延長の可能性も秘めている。