📚 随筆文とは
筆者の体験談とそれを通しての感想が書かれた文章です。 物語文は創作ですが、随筆文は本当にあった出来事が書かれている点が特徴です。
- ✅ 筆者の経験を理解する
- ✅ 筆者の感じ方に共感する
- ✅ 印象や線を引きながら読む
- ✅ 筆者の思いを丁寧に読み取る
🐦 場面① 小鳥の観察
筆者の体験:ベランダに来る小鳥を観察する
筆者のベランダには小鳥が多く訪れます。
「ひながすだちを始める季節には親鳥連れで賑わう」
❓親鳥と赤ちゃん鳥、姿や仕草の違いだけじゃない気がする...
不思議な真っすぐさが鳥の瞳に宿っている
「日に限らず人間の赤ちゃんもワニの赤ちゃんも小犬も子猫も、生き物の赤ちゃんは皆瞳に宿している」
🍆 場面② ナスを見る
筆者の体験:ある朝、ナスを「真っさらの目」で見る
「向こうに何かキラキラ光るものがあるぞ。なんだ、ナスじゃないか」
筆者は驚きます:
「生まれて初めてナスを見たらこんな感じに見えるんじゃないだろうか」
純粋に物事を見る目のこと。思い込みを持たずに見ることで、周りのものが初めて出会うもののように目に映る。
「真っさら」=全く新しいこと(漢字で「真新」と書く)
普段の見方との違い
普段の目👁️
ナスを一瞥した瞬間に「あ、ナス、植物、野菜、今日の味噌汁の具」と知っているものとして見る
真っさらの目✨
初めて出会うもののように純粋に見ることで、新たな発見や感動がある
「鳥の目」のような純粋な見方で筆者も物を見た体験
🫑 場面③ ピーマンを見る
筆者の体験:夕飯の支度中、ピーマンに感動
筆者はまな板の上のピーマンを見て驚きます:
✨なんと美しい色!
✨素晴らしい形!
✨ピーマンが神秘的に見える!
「数え切れないほど見たり触ったりしてきた」ピーマンなのに、新鮮な感動を覚える筆者
ピーマンに感動しているのに、その感動をピーマンに伝えられないから。
筆者の気持ち:残念 寂しい
そこで筆者はピーマンの歌を作ろうとします。
ピーマンを例えた表現
🎨表面がつやつや光って見える
🎨緑色が鮮やかである
🥁中が空洞で、弾くとポンポンと音がする
🥁ニンジンやじゃがいものように中身が詰まっていない
🔍 授業のまとめ
★筆者の経験と感じ方を丁寧に読み取ること
★自分がどう思うかではなく、筆者がどう感じているかを理解すること
例えるものと例えられるものの間に共通点があるから比喩が成立する
1️⃣ 文章を読み直し、筆者の経験と感じ方を整理する
2️⃣ 副教材を自分で埋めて丸付けする
3️⃣ 授業で取り上げた問題をやり直す