H52007-A

このインフォグラフィックは、日本語学習講座「H52007-A」の解説をまとめた資料です。国語問題の解説と重要ポイントについて、わかりやすく整理しています。

講座概要

日曜日、久しぶりに家族揃って東京の下町に住む祖父母の家に遊びに行くことになった。

下町: 都会の土地の低いところを指す。東京では浅草やスカイツリーがある地域など。

祖父の家には仏間があり、そこには大きな仏壇が鎮座している。

鎮座: どっしりと置かれている様子

仏間: 仏壇が置かれている部屋

語彙	意味と解説
勝手口	台所から出入りできる入り口。玄関とは別の出入り口。「勝手」は昔、台所を指す言葉だった。
ご用聞き	お店の人がお客さんの家に行って注文を取りに来ること。
床の間	客間などにある、畳の部屋で一段高くなっている板の部分。掛け軸や置物を飾る場所。
物色	たくさんのものの中から面白いものを探し出すこと。
ほころぶ	硬い状態から柔らかくなっていくこと。花のつぼみが開きかけること。人の表情が和らぐことにも使う。
気立てよし	顔立ちや容姿が優れていること。外見が良いこと。
玉の輿	裕福な家に嫁ぐこと。お金持ちと結婚していい暮らしができること。
まんざらでもない	悪くは思わないこと。内心嬉しく思っている様子。

祖父：「今に勝利の醍醐味を教えてやるわい」

祖父の花の呼吸は荒い

「息子さんそっくりじゃろう」→「瓜二つ」

説明文を理解する際は、各段落の冒頭に使われる接続語（つなぎ言葉）に注目することが重要です。これにより、その段落が「具体例」なのか「まとめ」なのかを判断できます。

重要な接続語とその役割：

親の問いかけA: 「痛かったでしょう？」

子供の反応: 「うん、痛い」

子供は痛いという返事を強制されてしまう

親の問いかけB: 「痛くないよね？」

子供の反応: 「うん、痛くない」

子供は痛くないという返事を選択できる

問題番号	問題の主題	解説ポイント
問1	子供に甘える返事を強制する言葉の例	「痛かったでしょう」のように、「1人で留守番するのは怖いよね」など子供に甘えを促す表現が正解
問2	子供が「痛い」と言いたくなる理由	親が「子供に甘えてもらいたい」という本音があり、子供はその弱みに付け込むから
問3	図形認識実験の目的	質問によって相手の答えを左右できることを示す例として紹介されている
問4	親が子供に「痛い」と言ってもらいたい理由	「子供に甘えてもらいたいという本音があるから」が正解
問5	子供が「痛くない」と答える問いかけ	「痛くないよね」と問いかければ「痛くない」と返事が返ってくる
問6	筆者の主張	「子供の甘えを防ぐためには、日常の言葉遣いに気を配ることが大切」
問7	本文内容の把握	「質問の仕方によって子供の態度が変わる」「質問者の望む答えを導き出せる」が正解

段落の初めの言葉に注目することの重要性

説明文の理解において、「例えば」「しかし」「要するに」「こう考えてみると」などの段落冒頭の接続語に注目することで、文章の構造を把握し、「具体例」と「まとめ」を区別できる。

親子コミュニケーションにおける言葉の影響

親の何気ない声かけが子供の反応や性格形成に影響を与える。質問の仕方一つで子供の答え方が変わるため、日常の言葉遣いに気を配ることが大切。