アルクオーツスプリント2025 レース分析

国際G1競走 詳細レポート

作成日: 2025年4月5日

作成: ヤナシ社長

レース概要

レース名
アルクオーツスプリント
グレード
G1
出走頭数
11頭
日本馬
3頭
勝ちタイム
1:07.77
注目ポイント

日本からはダノンマッキンリー(2番)ウインカーネリアン(8番)ピューロマジック(10番)の3頭が参戦。イギリスからはビリーヴィング(9番)やリージョナル(7番)など強豪が揃う国際的なG1レースとなりました。日本馬は2頭が上位3着以内に入る健闘を見せました。

出走馬情報

2
ダノンマッキンリー
日本
スタートやや遅く、足を貯めるタイプ。後方から追い込む競馬が得意。
1
オーディエンス
海外
外を通る展開。
3
ハウディVイズアラブ
海外
中段からの競馬。
4
イシブングブング
海外
中段からの競馬。
5
マーバーン
海外
スタート後、前目の位置を確保。
6
技能バ軍
海外
中段の位置からの競馬。
7
リージョナル
イギリス
昨年のロイヤルアスコット キングチャールズステークス2着馬。スプリントカップ勝ち馬の実力者。
8
ウインカーネリアン
日本
スタート得意。前に行く競馬が主体で先行力を武器とする。
9
ビリーヴィング
イギリス
G1勝ち馬。ヨーロッパの短距離路線で活躍。ブリッシュな走りが特徴の牝馬。
10
ピューロマジック
日本
スタート得意。後方待機から追い込む展開。
11
ウエストエイカー
海外
最後方からの競馬。

レース展開

残り600m 残り400m 残り300m ゴール スタート 8 9 7 2 10 スタート後、ウインカーネリアン(8)が先頭に立つ ウインカーネリアン(8)が先頭をキープ ビリーヴィング(9)が内から伸びてくる ビリーヴィング(9)が差し切って勝利 ゴール
1着
ビリーヴィング
イギリス
クールモア所有の牝馬
2着
ウインカーネリアン
日本
スタートから先頭で粘る
3着
リージョナル
イギリス
スプリントカップ勝ち馬
4着
ピューロマジック
日本
後方から追い込む展開

タイム分析

レース タイム(秒) 67.0 67.2 67.4 67.6 67.8 68.0 今回 1:07.77 TR 1:07.50
今回のタイム
1:07.77
トラックレコード
1:07.50
0.27秒
分析
トラックレコードに迫る好タイム。馬場状態が良く、スピード勝負の展開となった。

勝ち馬プロフィール:ビリーヴィング

ビリーヴィング
馬名
ビリーヴィング
国籍
イギリス
性別
牝馬
所有者
クールモア
調教師
G.ボーウィー
購入金額
約6億円
主な実績
G1複数勝利
特徴
ヨーロッパの短距離路線で活躍するタフな牝馬
勝因分析
良好なポジション取りと直線での伸び脚を活かし、最後に差し切った

レース考察

日本馬の健闘

今回のアルクオーツスプリントでは、日本馬が2着・4着に入る健闘を見せました。特にウインカーネリアンは先行策を取り、最後まで粘って2着に入りました。これまでの日本馬の同レースでの最高成績が9着だったことを考えると、大きな進歩と言えます。

ヨーロッパのトップスプリンターであるビリーヴィングやリージョナルを相手に互角以上の走りを見せたことは、日本の短距離馬の実力を世界に示す結果となりました。

勝ち馬ビリーヴィングについて

勝利を収めたビリーヴィングは、クールモアが約6億円で購入した牝馬です。一度は引退も考えられましたが、現役続行を決断し、G1レースでの再勝利を果たしました。

調教師のG.ボーウィー氏は「この馬はタフな牝馬」と評価しており、今後も重賞での活躍が期待されます。クールモアの馬主戦略としても、高額購入馬の活躍は投資回収の好例となりました。