2026年 麻布中学校 理科 (問1 解説)

※ この解説は、独自に問題を分析し作成したものです。学校公式の解答ではありません。

大問1:動物の生態と「刷り込み」

ニワトリやカモなどの鳥類に見られる「刷り込み(インプリンティング)」をテーマにした問題です。生まれた直後のヒナが、最初に見た動くものを親だと思い込んでついていく習性について問われています。

問1:刷り込みの利点

ヒナが親の後をついていくことには、エサをもらう以外にどのような利点があるか。

解答例: 外敵から身を守ることができる。(または、親から生きるための行動を学ぶことができる)
            mindmap
              root((刷り込みの利点))
                親の近くにいる
                  外敵からの保護
                  体温維持
                親の行動を真似る
                  エサの場所を覚える
                  危険な場所を知る
            

考え方の整理:親のそばにいることで得られる生存上のメリットを挙げる。

問2:卵を生まない動物(胎生)

以下の選択肢から、卵を生まない動物をすべて選びなさい。

解答: クジラ、カンガルー
            flowchart TD
                A[動物リスト] --> B{脊椎動物の分類}
                B -->|魚類・両生類・爬虫類・鳥類| C[卵生]
                B -->|哺乳類| D[胎生
子を産む] C --> E[ワニ
ヤモリ
カエル
ペンギン] D --> F[クジラ
カンガルー] style F fill:#f9f,stroke:#333,stroke-width:4px

問3:恒温動物

同じ選択肢の中から、恒温動物(体温を一定に保つ動物)をすべて選びなさい。

解答: クジラ、カンガルー、ペンギン
            venn
                [変温動物]
                [恒温動物]
                
                bucket1 [ワニ, ヤモリ, カエル]
                bucket2 [クジラ, カンガルー, ペンギン]
            
            graph LR
                subgraph 変温動物
                A[カエル 両生類]
                B[ワニ 爬虫類]
                C[ヤモリ 爬虫類]
                end

                subgraph 恒温動物
                D[ペンギン 鳥類]
                E[クジラ 哺乳類]
                F[カンガルー 哺乳類]
                end
                
                style D fill:#bbf,stroke:#333,stroke-width:2px
                style E fill:#bbf,stroke:#333,stroke-width:2px
                style F fill:#bbf,stroke:#333,stroke-width:2px
            

問4・実験:刷り込みの成立条件

グラフや実験条件から、刷り込みが成立しやすい条件(時期や刺激)を読み取る問題です。

解説のポイント:

刷り込みには「臨界期(感受性期)」と呼ばれる特定の時期があります。孵化してから数時間〜数十時間の間が最も成立しやすく、時間が経ちすぎると成立しなくなります。

            xychart-beta
                title "刷り込み成立のイメージ(感受性期)"
                x-axis "孵化後の時間" [0, 10, 20, 30, 40]
                y-axis "刷り込みの強さ" 0 --> 100
                line [10, 90, 80, 20, 5]
            

※グラフは一般的な傾向を示すイメージです。